「好き」を言語化する技術|単なるノウハウでなく、言語化の本質に触れた良書

レビュー
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こんにちは、Ayakaです。

最近、三宅香帆さんのYouTubeにハマっています。きっかけは、本屋さんで目に留まったこの本。

良かった本やモノをブログで紹介するときに、いつも「どうやって書こう〜・・・」と手が止まってしまうので、なにかヒントになればと思い購入しました。

そしたらこの本めちゃくちゃ良くて、気になってググったら三宅さんのYouTubeを見つけて、今に至ります。

言語化って簡単なようで難しいと思っている人、必読ですよ!

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オススメしたい人

「好き」を言語化する技術をオススメしたいのは以下のような人たちです。

オススメしたい人

・ブログやnoteを書いている人
・情報発信している人
・小さなお子さんのいる親

特に、情報発信やブログを書いている人には「なるほど〜!」と思うことがたくさん書いてあります。

自分の考えていることや書きたいことを伝わるように言語化するってとても難しいし大変な作業なんですよね。

私もブログを始めて実感していますが、商品レビューや読書レビューを書くとき、自分の経験を書く時、簡単な感想なら出てくるのに文章にするとなるととても難しいんです。

なので、私のような文章を書くことをやっている人にはゴリ推ししたいです。

さらに、小さなお子さんを持つ親御さん。夏休みの課題図書と読書感想文を書く時にもめちゃくちゃ重宝する本だと思います。これを読んで実践したら、たぶんお子さんの読書感想文は頭ひとつ抜きん出た素晴らしいものになるはず。

「好き」を言語化するとはどういうこと?

三宅さんの言う「好き」の言語化とは、あなたの人生の素晴らしさについて語ること、だそうです。

せっかく出会えた好きな作品や人について語ることは、あなたの人生の素晴らしさについて語ることなのです!

本のカバーに書いてあったこの一言。好きなものや人について言語化することが、とても素晴らしいことなんだ、自分を見つめ直すことなんだ、とハッとしました。

「好き」はゆらぐものという前提

どうして言語化しておくことがいいのか、というのを三宅さんは書いています。その中でも印象的なのが、好きは揺らぐものだから、言語化して保存しておく方がいいと書いてあること。

写真で残しておくという方法もあるけれど、それよりも鮮明なのが言葉であり感情なのだと。その感情を「好き」の鮮度が高いうちに言語化して保存しておく、これが大事。

ノートにでも手帳にでも、なぜそれが好きなのかを言語化して書き溜めておく習慣は丸ごと自分の価値観や人生観となっていくんだそう。

なるほどな〜!とめちゃくちゃ腑に落ちました。

確かに、数年前に好きだった曲やアーティストって、思い返せばどうして好きだったのかなんて思い出せません(笑)。そして、今振り返ってどうして好きだったかを書き出したところで、当時の感情と全く同じことなんてあり得ないはず。惜しいことをしたな、と読んでいて思いました。

ブログにも読書感想文にも使える技術

この本に書いてある「技術」は、文章を書くうえでとても大事なことばかり。そうそう、そうなんだよな〜って、分かっているけどなかなか実践出来てなかったことも。

特に、ここ大事!と思ったところを抜粋します。

全ての発信には「聞き手」がいるという意識を持つ

聞いている相手について想像するクセが必要、と三宅さんは書いています。

これはブログやSNSをやっていて常々感じていることなのですが、この記事は誰に向けて書いているのか(マーケティング用語でいうペルソナ)、それを考えていないと伝わる文章にならないんです。

といいつつ、私は最近そのあたりを無視してやってしまっているのですが(おいw)、やっぱり考え抜いていない記事って検索でもひっかからないし、PVもゼロに近いです。

なので、全ての発信には「聞き手」(ブログだと読み手)がいる、というのはきちんと意識したいところ。三宅さん曰く、相手との情報格差を把握することも重要で、それによって省いていい文章や、付け足さないといけない文章が見えてくるとのこと。

書き終えることを目標に。

初めから完璧な文章を書こうとすると、どうしても手が止まってしまうことありますよね?私はしょっちゅうです。

そんな人にも三宅さんは惜しむことなくアドバイスをくれています。

とにかく、思いつくまま、最後まで書き終えることが重要だと。

一旦全てを書き終えたら、そのあとに文章を修正していきます。ここで、発信する相手について想像して、どこを省くべきか、導入文はどうするか、などを細かくみていく。そうすると文章全体が締まってくる。

私はよく、ばーーーっと書き終えたブログの下書きを翌日か数日後まで寝かせておきます。数日経って読み直してみると、「この表現はなんか違うな」とか、「ここはもっとこうしたほうがいいな」とか、ちょっと客観視できるんですよね。

そこで、いろいろと修正してようやく公開。いつもこんな感じなので、三宅さんの言うことにも納得です。

自分の言葉で書くには?

では、自分の言葉で推しについて語るにはどうすればいいのか?

三宅さんが提案しているのは、クリシェを使わずに書くということ。

クリシェとは、すごい!とか、泣けた!とか、誰もが言ってしまうありきたりな言葉のこと。AIによれば、陳腐な表現だそう(笑)。

ありきたりな、それっぽい表現を使わずに、ちゃんと自分だけの感情、考え、印象、思考を言葉にする。それだけで、オリジナルな表現ができあがります。

なぜ?の深掘りが重要

自分の考えを書くために必要なことは、感想を細分化していくことだそう。

「どこが」「どうだったのか」を細かく言葉にしていくことが、言語化するということ。

なぜ?という深掘りが自分だけの感想に繋がっていくんですね。

私はこれを読んだときに、実践してみたいと思って早速読書ノートを作ってみました。

小説を読んでいて「この表現好きだな」というものをメモ。そして、どうして惹かれたのかも書くクセをつけようとしています。(まだまだ習慣にしている最中です)

これが溜まっていくと、三宅さんのいうように自分の理解が深まりそうですし、あとで見返したときに「この時はこういう感情で読んでいたんだな」とか、簡単に思い出せるのが良いなと思います。

言語化で見えてくる「わたし」のこと

自分の好きなもの・ことを言語化することで、見えてくるのが「自分のこと」というのが、この本のポイントだなと思います。

言語化で、自分についての理解が深まること、そして他者について語ることは他者の魅力や美点に気付く力も身につくこと、と三宅さんは書いています。

実は私も大学時代に所属していたゼミで、「書くこと」に関することをやっていたのですが、そのプロジェクトのテーマが「答えは自分のなかにある」というものだったのを思い出しました。

「好き」を言語化する技術は、単なるノウハウ本ではなくて、「言語化」についての本質を書いてある良書。サクっと読めるので、ぜひ。

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